モータリレーの単相試験を検証
先日の現場での保護継電器試験にて
「モータリレーは単相で試験(OCR/DGR試験器等)可能か?」と質問があったので
検証結果等について記載する
尚、反相電圧試験については必ず3相電圧が必要なのでここでは記載しない
電源が単相(補助電源等)で、3相電流で検出する場合に限る
条件
オムロン モータリレー 型式 SE-K1N カーレントコンバータと組み合わせ
ターン数4 整定タップ20Aより電流倍率0.5倍 したがって目盛5Aの場合2.5A整定
通常の試験(3E試験器等)
過電流試験(整定値の115%動作) →時間最小で×1 整定
2.5×1.15=2.875A 実際2.9~3.0A での動作を確認
欠相試験(整定値の50%以下動作)
2.5×0.5=1.25A以下で動作→実際1.2A での動作を確認
OCR試験器の場合
3 個の内2 個に電流を貫通させるまた欠相(OPEN)要素をOFF にする
過電流試験(整定値の115%動作) →時間最小で×1 整定
2.5×1.15=2.875A 付近で動作→実際3.7A での動作を確認
※必要により貫通させる相を入れ替える
型SAO の説明書によれば約77%(三相時の約129%の単相電流)で動作する
3.7(1φ)/2.9(3φ)=127.5%
3.7(1φ)/3.0(3φ)=123.3%
始動時の動作特性を考慮すれば十分に妥当性がある。
欠相試験(整定値の50%以下動作)
2.5×0.5=1.25A 以下で動作→実際1.1A での動作を確認
もともと欠相状態であるので特に問題無し
時限試験
時限試験は倍率の電流を入力するだけなので、上記を踏まえて
600%の電流を計算し試験すれば可能である。
緊急時(試験器故障、急遽追加など)のみに限れば試験は可能


